檜面材耐力壁の研究

2021/06/23

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大学では無垢材のみ接着剤無しの面材耐力壁の研究を行っています。どこがどう作用しているのかを

解析しています。面内せん断試験と言って、建物の耐震性を担う耐力壁がどのくらいの耐震性があるかを調べる試験方法です。通常は壁倍率を出すのが主な役割なのですが、大学や研究機関では、どこにどのような作用が働いてそうなるのかを解析するため、試験体に変位計と言って各部所がどのくらい動いたかを図る装置を取り付け、動作を確認します。今回はしなかったのですが、場合によっては木自体がどのくらい伸び縮みしたかミクロン単位で測るゲージを取り付ける場合もあります。

耐力壁は壁倍率で強さを表しますが、壁倍率1倍とは大雑把に言っておおよそ200kgfの力に対抗できる強さの壁、ということです。構造用合板は壁倍率2.5倍(釘ピッチ倍で3.7倍)ですが、この無垢の檜で組んだ面材耐力壁は5倍程度の耐力を持っていることが分かっています。

 




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